真理を知っている人・真理を受け入れている人だからといって、どこまで信頼できる人物であるかについては、慎重であるべきであることは、例えば、実利主義者に対してとるべき態度と全く同じであることを、ご忠告しておきたいと存じ上げます。人間とは、それほど簡単に信じてはいけないものである、というのが教育の一つなのです。
人間はウソをつきます、絶対に忘れてはならないセンサッ沙汰です。ただ、ウソには、⒈人を害するためのウソ、２.自己を害するだけのウソ、⒊人を害することを避けるための・いわば・天が記録しているからこそのウソ、があると言えるでしょう。これらの違いがわかるようになることも、教育によるものであると言えます。
真理を知って真っ当に生きるべきであるのは、まず、因地球で得したつもりでも、果地球でしっぺ返しをされてしまうからですが、当然、果地球では因地球より皆やさしいので、必ず天獄（この世で与えた痛みはあの世でしかそれによる結果を知ることができない）に持ち越すものであると覚悟されていた方がよろしいと存じます。すでに述べたとおり、果地球は、比較するためのもの、天の者の納得のためのものであり、例えば、因地球の私は果地球の私ではないのですから。
