「浪人」「病院」「祈り」「プレゼント」・・・「XX師じゃないから大好き」

  最初にテレパシーが聞こえたとき、私は頭がおかしくなったのか、と思いました。幻聴の類かと思った訳です。

 音楽も常に聞こえますが、ビートルズの"レディ・マドンナ"で歌われているような、自分で反芻する音楽とは違うことを御理解下さい。テレパシーの音楽は、低音がないシャリシャリとした音で、佳い曲だと思ったことは一度もありません。曲というよりは、何とも知れないサウンドが流れている(ボーカルが入っていることもありますが、何を歌っているのかは、ほとんどわかりません)という感じです。

 テレパシーは、言葉であることは断言できますが、何を言っているのかは、はっきりとは聞こえません。これは、宇宙と人間の存在理由の一つ、人間を見極めるため、と符合し、私がテレパシーに指示された、と言い訳させないためだからです。テレパシーで聞いた事は、私に責任がある私の言葉、という枠組みからはみ出すことはありません。ただ、色々な声で様々な事を言って来る、と言っておきましょう。