株取引で利益を上げることは、
銀行や天下り先大企業等が撤退しているとおり、
確実性が無いことです。なぜなら、
株取引はパイの奪い合いであり、
得をする人がいれば、
損をする人がいるからです。
パイが大きくなるという幻想は、
信用創造=バブル、という真実を日本は経験済みであるということです。よって、
「貯蓄から投資へ」が詐欺でないためには、
株取引で利益が上がる、と勘違いさせているわけではなく、
株を保有している方が貯金・預金・国債・ゴールド等よりもお得でなければならないわけです。そして、それは、
株の配当等が金利やインフレ率等を上回ること、であり、それは
配当が実施されるまで計算できないわけです。さらに、上述のように株はパイの奪い合い、即ち、
株価は取得額を維持できているか、のリスク、
手数料・課税というコスト、からも逃れられません。現今のように物価高が激しいと、配当はかなりの高率でないといけないはずです。上述のように、株式は貯蓄である以上、
物価高になるほど株の価値は目減りするリスクから逃れられません。つまりは、
「貯蓄から投資へ」と言いながらも、
株式は基本的に貯蓄であって、
通常の貯蓄と異なり、
配当が実施されなければ損得が計算できない、つまり一面では、
非経済的な資産である、というのが真実です。